きっかけづくり

なかなか一歩を踏み出せない。
このままでいいのだろうか?不安ばかりがよぎる。
今の生活は悪くないけど良くはない。
なにか一歩を踏み出したい。
背中を押す人、いないかな?
 
「触らぬ神に祟りなし」という言葉がありますね。何もしない、見ないふり。一番楽な方法です。でも、世の中にはそれではすまないときもあります。逆に自分で一歩を出さなくちゃ!と思うけど…というときもありますね。そんな方のために、きっかけ作りをお伝えします。参考になれば、幸いです。
 

▼▼ 目次 ▼▼
石橋は叩いてor叩かない?渡るor渡らない?
なぜ渡れないのか?失敗してしまう…かもしれない怖さ
だれもが毎日「小さな決断」をして生きている
自分が動かないと周りは動いてくれない
一緒に進んでくれる人がいると、心強い

 
 

石橋は叩いてor叩かない?渡るor渡らない?

「石橋を叩いて渡る」この意味はご存じでしょう。「この石橋は壊れないか?崩れないか?と慎重に叩いて渡ることから、用心深く安全を期してから物事を進める」ということです。これを利用して細かく分類分けができます。場面や状況によってパターンは変わってくるはずですが、まずは普段の特性がどうか、見てみましょう。
 
1.石橋をどのくらい叩くか?
☑安全が確認できる程度でやめる
☑ちょこっとだけ叩いて判断してしまう
☑叩いてよいかわからないので、誰かに判断をゆだねる
☑本当に安全なのか、叩きまくる
☑叩きすぎて割れちゃった
 
2.石橋は渡るか?
☑安全が確保できたので渡る
☑とりあえず渡る
☑渡ってよいかわからないので、誰かに判断をゆだねる
☑不安なので渡らない
☑渡れない
 
石橋をどのくらい叩くか?は調査力、渡るか?は実行力がそれぞれ現れます。上からそれぞれ、60点主義、猪突猛進、依存、念入り、超心配の5つのパターンです。決して「これが正解」というのはありません。それぞれ良さがあり、またその逆もあります。 普段の特性だけでなく、過去の有事のときや一世一代の決断のとき、後悔したときはどうだったかを当てはめてみてみましょう。
 
「きっかけづくり」というテーマなので、ここでは石橋を「渡らない、渡れない」人がどのように「渡れるようになるか」を伝えていきます。
 

なぜ、叩いた石橋を渡れないのか?

あなたは道に迷いました。右と左、どちらかに進まなくてはいけません。その時は必ずどちらかを選びますね。しかし一本道の先に分岐があって「この先はどうなっているかわからないけど、曲がってもいいんだよ」と判断を委ねられた場合、なかなか曲がることはできません。「今の生活は悪くないけど、よくもない。だからそのまま進む」そんな人はまさにこの状態ですね。なぜ曲がれないか?それは「この先はどうなっているかわからない 」からです。
 
学生時代は、数年に一度卒業→入学という節目があります。また、学年ごとで学ぶ内容も変化します。そのタイミングで新しい一歩を踏み出したり、何かにチャレンジしてみようという気持ちが湧いてきたのではないでしょうか。クラブ活動は何をしよう?どんな勉強を頑張ろうか?夏休みになったらこんなことがしたいな…。「一年生になったら〜♪友達100人できるかな?」そんな不安もあるけれど、期待の方が大きかったはずです。
 
しかし社会人になると、学生時代のような機会は格段に減ります。異動などで環境が変わったりすることはあっても、一歩は自ら踏み出す必要があります。環境に流される毎日を送ると、いつの間にか決断をすることが怖くなります。上昇気流に乗っているときは何の問題もないでしょう。しかし雲行きが変わり、流れを変えたいと思ったときに一歩を踏み出せずにいると、モヤモヤは全く晴れません。
 
ここで一歩を踏み出せない理由はただひとつ。「失敗したらどうしよう」ということです。
 

だれもが毎日「小さな決断」をして生きている

実は、ここまで大きなことでなくても、きょうのご飯は何を食べよう?どの服を選ぼう?休みの日は何をして過ごそう?と毎日のように決めていますよね?これも小さな決断です。意識するかしないかで大きく変わることがあります。 食べすぎたな、と思ったら次の日は控えめにしたり、休みが有意義に使えなくても、次週は計画的に動こうと考えたり。
 
毎日のゴハンを意識することで健康を保てます。TPOに合わせた服選びをすることで、背筋が伸びたりリラックスする場を意識できます。また、休みの日を有効活用することで、学びが広がったり多忙な日々のリセットをすることが可能となるのです。
まずは小さな決断を意識することから始めてみましょう。
 
 

自分が動かないと周りは動いてくれない

結婚や一人暮らし、はじめての就職の時などは「失敗したらどうしよう」と考える人は少ないですね。それは「こうしたい」「こうなりたい」という想いが強いからです。
キャリアアップという言葉がありますね。キャリアアップは2つの要素からなります。 ひとつは自らさまざまな経験を積んでいくこと。そしてもうひとつが、偶然発生したことによる対応を積み重ねていくことです。
 
「料理人になりたい!」と思ったら、料理の勉強をしたり料理学校に行ったり、レストランで修業を積んだり…しますよね。ここで大切なのが、学ぶ人の姿勢・意識です。これもきっかけづくりのひとつですね。料理の技術を学べるのは当たり前。漫然と技術だけではなく、その先に何を学ぶか? 料理を通じて心構えやおもてなしの心なども学ぶことができるかもしれません。これが自らさまざまな経験を積むことになります。
 
こんな話を聞いたことはありませんか?
「偶然○○先生に学んだことで私の人生は変わった」「□□という本をたまたま読んで、こうなりたいと思ったのがきっかけ」「いまの私があるのは、思いがけずあの人が△△とという言葉をかけてくれたから」
「偶然、たまたま、思いがけず」なのですが、そのきっかけを必然に変えて自ら行動したから今があるのです。
 
失敗をおそれるあまり、今のままで穏便に過ごせるのならそうしたいと思う人はたくさんいるでしょう。
どちらも、はじめの一歩を踏み出すのは怖いことです。それを上回る「こうしたい」「こうなりたい」があれば、一歩を踏み出すことができます。オトナになるにつれ、「こうしたい」「こうなりたい」 気持ちは徐々に薄れてきます。なにも動かなければ穏便に過ごせたり、決して悪い状況にならなければいいわけですから。
 
起業塾で講師をしておりますが、起業に踏み出すことができる人とできない人の違いは、会社を辞めたら定期的に入る収入減がなくなることを「怖いと感じる」かどうかです。また、お部屋の片づけがうまくできない人の中でも「せっかく片づけても、元に戻ったら怖いから片づけないほうがマシ」と考える人が実際にいます。そうです。いまより状況が悪化することを極端に怖がってしまうのです。
 

自分が動かないと周りは動いてくれない

キャリアアップの2つの要素で自分が動いたことで、周りも動いてくれた例をご紹介しましょう。
 
普通の専業主婦であるAさん。片づけはそれほど苦手ではないけど、決して得意ではない。きっかけはお片付けサービスを依頼したこと。なんとなくキレイになればいいや、と考えていました。家族全員が出窓や棚にモノを無意識に置いてしまうので、ご主人も3人のお子様も、モノのありかを毎回Aさんに聞いてきます。「おかーさん!ハサミどこー?」「Tシャツが見つからなーい!!」負担も増えるばかりです。「家族がモノをみつけられる部屋づくりをしたい」という「こうなりたい」を強く意識したことで、子どもたちやご主人までもが「モノが見つかる」「指定された場所にしまう」しくみが構築されつつある状態になってきました。
 
個人事業主SEのB氏。1会社との契約でフルタイムの仕事をしており、会社には縛られませんでしたが時間には縛られてました。きっかけは将来起業をしたいと考えたこと。起業準備をしたいと、時間短縮の交渉を始めました。介護や産休と違い、前例がないことから当初は難航しましたが、「自分のように、将来を見据えて働き方を変えたい人はいるはず。自分のような働き方ができるようにしたい」と、粘り強く交渉。1年かかって時短勤務交渉に成功。新しい働き方を作りました。
…このB氏、実はお恥ずかしながらワタシの例です。
 
自分が動くと周囲が動いてくれることを私自身も実感しています。
 

一緒に進んでくれる人がいると、心強い

100点は簡単に取れません。そうでなくとも限りなく100点に近づきたい、だれもがそう感じます。しかし、机の上で一生懸命調べてもわからないことがあります。それは「実際に動くこと」。動いたら思った以上にうまくことが運んだことは、どなたも経験があるのではないでしょうか?
 
わからないことは「専門家に聞いてみる」これが一番の近道。まずは聞いてみて、専門家と動くことで、自ら動くきっかけを作るのは決して悪いことではありません。恥ずかしいことは何もありませんし、今気づいてよかったこともたくさんあります。小さなことでも困ったことがあれば、お気軽に聞いてみてはいかがでしょうか?
 
ワタシはお片付けのこと、働き方の専門家です。まずは質問だけしてみたい、少し会って話がしたい…等、お気軽にお問い合わせください。ワタシもたくさん悩んできた一人として、親身にお答えさせていただきます。

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