かたづけは選択の連続
2020/10/08
高校受験。どの高校を選ぼうかと悩んだ記憶はあるでしょう。
スーパーで野菜を選ぶとき。なるべく傷んでいない新鮮なモノをと目を光らせて選びますね。
どの道を選ぼうか、どれが正しいのか。人生は常に選択の連続です。
それは片付けでも同じなのです。
いるいらない、必要不要、残す手放す。
スパッと決められないのも、かたづけの特徴です。
それは「残す」選択肢の方が魅力的に見えるからです。
野菜はどちらがより新鮮か、高校はどちらがより自分にあうか、など同じ天秤にかけて考えます。野菜も高校もこれからお金を払うので、よりよいものあったものを選ぼうとします。しかし、かたづけは既にお金を払ったものに対してジャッジをすることが多いのです。かたづけの天秤は最初から平等ではありません。手放すことへのリスクを考えると、どうしても天秤は残す側へ傾きます。手放すというリスクを考えるなら残しておいた方がいいやん、と考えるわけです。
自分が持っているモノには高い価値を感じてしまいがちですが、実はモノだけではなく、過去の栄光や地位、実績に固執することも同様なのです。過去の栄光でゴハンを食べられる人もおりますが、自慢話をたくさんされても周りの人はうんざりするだけ…ですよね。
最初から傾いている天秤を水平にするには、重さを揃える必要があります。野菜も高校も、未来への投資です。同じように未来の目標を乗せたり、過去の重い鎧を脱ぐことで平等に近づいていきます。
…と文章では簡単に書けますが、簡単に天秤は水平にはなりません。感覚的な基準だけではコントロールができないので「この箱に入るだけ」「モノの量を決める」などの物理的な基準も必要なのです。
そしてなによりも「手放すことを恐れない」。片付けたいと思っている人は、今の状態に満足していないわけですね。保守的になってしまうと、不満足のまま過ぎてしまいます。満足できる未来を目指したいのなら、過去のモノを手放しましょう。そもそも処分して後悔したモノ、ありますか?なくても他のモノで代用したり、ないからあきらめたり…と、なんとかなったのではないでしょうか?もし処分して大きな後悔をした人は、この失敗を二度としないためにしっかり管理する、よりよいものを吟味するなど、深く考えたのではないでしょうか?
上手に選び取るチカラ、手放すチカラをつけていくのは、今後の人生にとってもプラスになります。かたづけトレーニングで、チカラをつけていきましょう。
ではでは。トトノエトトノウでした。