コラム

収納は思いやり

2019/04/14

収納はしまうことです。片付けをしても収納が機能しないと、床やテーブルにモノが散乱してしまいます。漢字で書くと「仕舞う」、意味は「物事をそこで終わりにすること」です。モノを使い終わったら、元の場所に戻します。

しまいこむという言葉もありますね。「込む」がつくと人目のつかない奥にしまうこと。 収納場所があまりなく、1年に一度使用するモノなどはどうしても奥に収納することもあります。 問題なのは「使うかどうかわからない」「いつか使うかも」「なんとなく取っておきたい」モノがしまい込まれているお宅がとても多いことです。

しまい込む前に、一度確認しましょう。

「なぜしまい込むのですか?」「次回出すのはいつですか?」「出すときは使いますか?」


収納グッズに頼らない

収納グッズはすばらしいです。容器ひとつで使い勝手がよくなります。引き出して取り出しやすくしてくれたり、使うモノをまとめて収納できます。100均でもいい商品はたくさんありますが、まずはグッズを極力使用しない、もしくは今お持ちのモノで代用できるかを考えてみましょう。収納は試行錯誤の連続です。
買って収納した結果、何日か経ったら使い勝手が悪くて…になんてこともあります。それでは意味がありませんよね。 右と左、上と下を入れ替える、段ボールやお菓子の箱、丈夫な紙袋などで自作してみるなど、やりかたはいろいろあります。ワタシ自身もお菓子の箱を切ってペン類を収納しています。使い勝手がいいので、グッズを買う必要もありませんでした。


収納は家族への、自分への「思いやり」

収納とは、次に使いやすくするための思いやりの心がこもっています。いま使っていないモノを戻すことで生活しやすくする、事故やケガを防止する、掃除しやすくするといったたくさんの利点があります。でも実は「ココにあれば次に使う人が使いやすい」という、心遣いも詰まっているのです。それは自分ひとりしか使用しないモノであっても、次に使う自分へのやさしさといえますね。

ではでは、トトノエトトノウでした。

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