コラム

0から1を生み出す片付けの仕組み

2019/07/27

たくさんのかたづけ本、整理術のテレビがあふれています。かたづけという、昔は誰もおしえてくれなかった分野を、いろいろな人が教えてくれる世の中になりました。かたづけの地位向上は成功しています。一方で片付けられない人が減らないのもまた現実です。それはなぜかを考えてみましょう。

 

自分の部屋を、ブログだけでなくInstagramやFacebook・Twitterなどでアップしたり、掃除のやり方や収納の方法をアプリで披露したり。誰もが簡単にプライベートを切り取って世界中に発信できる世の中になりました。 見る側からすると「とてもステキな空間に住んでいる」「仕事も家庭もしっかりできる性格」と感じます。

「ステキ」という感情から「私もかんばろう」と、真似するのはとてもいいことですね。ここから片付けが上手になることは大歓迎です。実際に私のお客様でも「好きなアプリを見てこんな風にしました!」と教えてくださる人もおります。でも残念ながらその逆もあるのです。

情報が溢れすぎていて、家にはどれが合うのかわからない。失敗したらどうしよう、あのサイトとこのサイトは言っていることが違う。果たしてどっちなんだろう?うちはこんなに広くないからできない。お金がないからできない…。

 

テプラがなければ手で切れる梱包用テープやマスキングテープと油性ペンで何とかなります。むしろ剥がしやすいのでワタシ自身も多用しています。100円ショップのモノでも10個買えば1000円。結構な金額になります。まずはうちにあるモノを使ってできないかを考えるチカラは、片付けの仕組みを作るときに必要です。Amazonの段ボールを切り取って一時しのぎの棚にしたりトレイの代わりにしたり。

 

0から1を生み出すチカラがかたづけの仕組みを作るのに役立ちます。夏休みの宿題で自由研究にしてもいいくらいです。1000円とウチにあるモノで子どもたちが自分のチカラで部屋の仕組みを作る。とてもいい試みだと思いますよ。

子どもだけではありません。大人も会社によっては夏休みでいつもよりも休みを取りやすくなりますね。休みはとったものの、なにもやることないなーと思っている人もいるのではないでしょうか?ゆっくりするのもいいですが、仕組みづくりをやってみませんか?

 

ではでは。

トトノエトトノウでした。

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