片付け苦手さんはブロークンウィンドウ理論を参考にすべし
2018/04/21
片付け苦手な人はひとつモノを置いてしまうと、どんどん同じ場所に積み重ねてしまいます。一度落としたものを拾わない、脱いだものをそのままにする、その辺にポイと置いてしまう。この繰り返しが片付かない要因となります。
花火大会など大勢の人が集まるイベントで、ゴミ置き場でもないのにお弁当の容器や空いたペットボトルなどが詰まれている場所があるのを見たことはありませんか。ゴミが一つ置いてあると「ここにゴミを置いていいのね」という気持ちになり、罪悪感が減少します。よって他の人もどんどんゴミを置いていってしまうことになります。現象はそれに近いモノがあります。
ブロークンウィンドウ理論とは
1枚の割れた窓ガラス。放置していると2枚、3枚…と割られる窓ガラスが増えていき、それが街や地域全体の荒廃に繋がっていく。これをアメリカの犯罪学者がブロークンウィンドウ理論(割れ窓理論)と名付けました。窓ガラス1枚という小さなきっかけが凶悪犯罪の温床につながっていきます。逆に、小さな原因を摘み取っていくと、大きな犯罪は防げるということにもなるのですね。
この理論を応用したといわれているのが、ニューヨーク地下鉄の落書き清掃による犯罪の低下です。ニューヨークは地下鉄のみならず、街中の落書きを取り締まったことで凶悪犯罪を減少させました。これは片付けだけでなく、生活や仕事全てに応用がきくでしょう。
ルールを課す、ちょっとだけペナルティをつくる、できたら褒める
知り合いの本当の話です。自分はきれい好き掃除好き。でも家族は脱ぎっぱなし放置しっぱなし。彼女は意を決して「ここに置きっぱなしにされたと判断したモノは全て捨てますからね」と家族に宣言。でも本当にやるとは思っていないので、やはり効果はナシ。そしてついに彼女は任務を決行します。放置されていた靴下や上着、資料などをすべてゴミ箱へ。驚いたのは家族です。「え、本当にやったの?」「あたりまえですっ!」これが功を奏し、家族の脱ぎっぱなし置きっぱなしはほとんどなくなったそうです。
ちょっと極端な内容かもしれませんね。でも本当に必要なモノなら収納する場所を確保する、出したらしまう行為を意識づけることが、キレイなお部屋を維持するポイントになってくるのですね。あ、できるようになったら褒めることも忘れずに。
ではでは。トトノエトトノウでした。