片づけと行動力。裁縫も片づけもやり方を変えられる
2017/08/13
整理収納の考え方は生活のあらゆる場面で使え、いろいろなことにも当てはめることができます。ある日、手芸がとても得意な人とお話しした時のことからも改めて感じました。
裁縫は好きだけど…
私は裁縫がとても苦手です。上手な人は尊敬に値します。ボタン付けや裾直しは何とか頑張ってますが(怪しい…)自ら洋服やカバンを作りたいと思ったことは皆無に近いです。
「裁縫がお得意なのはうらやましいです。どうやったら上手になります?」とお聞きするとこのようなお答え。「ミシンや針で縫うのは好きなんです。ダーッとできるし、間違ってもほどけば元に戻るし。」なるほど。ダーっとできるのか…うらやましいなあ、と私。
「でも私、布を切る裁断が嫌いなの」と彼女。びっくりして「え??なんでですか?」とお聞きするとこのような答えが返ってきました。
「一度裁断したら元に戻らないでしょ?元に戻らないからすごく緊張するんです」
ものすごく合点がいきました。彼女はとてもまじめで、何事にも一生懸命。間違えたらどうしよう。でも自信のあるところは突き進む。お裁縫ひとつをとっても性格が出ます。手芸全体では得意で楽しいはずなのですが、その中でも実は聞いてみると不得手なところもあるのですね。
逆に彼女が「なんで裁縫は苦手なの?」と聞いてきました。なぜ苦手なのか考えたことはなかったのですが、しばらくしてひとつの答えが出ました。
「作っても、着てみたらサイズが合わなかったり、自分の思う状態に作れなかったらイヤだから」
よく言えば心配性なのですが、作ってみないときちんとできるのかもわからないのに、できなかった時のことを考えている自分がいました。
「後戻りするのが面倒」ならすこしずつやればいい
片付けも同じなのですね。やろうと思ったけど、また元に戻ったらイヤだな。それなら今労力を使うより、もうちょっとレイアウトをきちんと考えてあとでやろう。今のままでいいや、と手を付けなくなることはありませんか?布の裁断は、一気に切って間違ったら後戻りできませんが、少しずつやることで修正することができますね。ちょっと試してみて、うまくいかなかったらまた方法を考える。トライ&エラーを繰り返し、その家ならではの片付け方が見つかるといいですね。
ではでは。トトノエトトノウでした。