コラム

片付け苦手さんは窓を開けよう換気扇を回そう

2018/06/11

最近は24時間換気システムが発達していたり、エアコンの電気代が昔よりも格段に下がったことから、窓を開けないお宅も多くなりました。また、二重サッシで開けるのが面倒なお宅もあります。おうちの中はいつでも快適な状態が保たれています。しかし、片付けに関しては、それがかえって弊害になることもあります。

片付け苦手なお宅は、窓はおろかカーテンも閉めっぱなしで昼間でも電気をつけることが多いです。レースカーテンであれば
光も入るのですが、カーテンは遮光タイプ。見せられないという意識もどこかにあります。

窓を開けると「空気が変わる」

幹線道路沿いや人通りの多い道にあるお宅は勇気がいるかもしれませんが、まずは窓を開けましょう。そして空気が変わることを「感じて」ください。昼でも夜でもいいのです。私自身、気分が落ち込んだときは窓を開けてうちに空気を送ります。ウチは正面にお宅もあるのですが、数分なのでお構いなし。散らかっているのはご愛敬ですが「片付けないといけないなー」という想いも生まれます。朝早くだと目が覚めますし、夜であれば全部電気を消してから行います。ウチは2階なのでベランダの斜め前に木もありますが、基本は「虫より空気」です。あとで虫よけが必要になることもありますけど…。

 

クローゼットやタンスは風通しが悪いとカビなどの原因となります。人間関係も風通しが悪いと、ぎくしゃくしますね。空気を読む、流れが変わる、という言葉もあります。空気を入れ替えるだけでやる気が出たり、気持ちを切り替えられます。モヤッとした室内を心地よくするため、自分の中のモヤモヤしたココロを変えるにも効果的です。

 

開けたことがなかった

以前、とあるお宅を整理した時のお話です。ご主人とは離婚寸前で、引っ越しのためにとにかく整理したいという状態でした。二人の荷物もかなりありましたが、それよりも気持ちが落ち込んでいて掃除もできていない状態でした。3回目くらいにお邪魔した時にふと、窓が開けられてないことに気づきました。寒い時期でしたが彼女に了承を得て窓を開け放つと、寒く冷たい風が部屋を通り抜け、換気が終わった時に流れが変わりました。「ウチ、結婚してからほとんど窓を開けたことがなかったんです。窓を開けて目が覚めました。なんだか私も吹っ切れました。」
片付けられないことでも悩んでいたのですが、今ではすっかり片付けられる人になっております。

開けられないおうちに住んでいる人もいるかもしれません。その時は換気扇を回しましょう。その時に一緒に玄関も開け放ちます。3分でも5分でも構いません。人間も血のめぐり、呼吸、食事排泄で循環してますね。めぐりが止まると病気などの原因になります。それはおうちも同じこと。めぐりをよくするための窓開け。ぜひやってみてください。

ではでは。トトノエトトノウでした。

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