コラム

片づけられなかったら、なりたい姿を書き出してみよう。

2017/02/23

片付け本を読んでも片付かない

片づけられないんです、という人の多くは、お片づけの本や雑誌を読んでいます。お片付けはそれだけ皆さんの意識にあるという事ですね。読んですぐは目から鱗がボロボロと落ち「こうやればいいんだ!」と、心から納得して、キレイに片付いている姿を想像していたでしょう。キレイになったらあんなこと、こんなこと…と夢も広がります。
 
でも、いつしか本は隅に追いやられ、いつしか本の存在も忘れられ…という人も中にはいるのではないでしょうか?
なぜ、いくら本を読んでも片付かないのでしょうか?それは、なりたいお部屋のカタチを描いていないから。
え?想像してるよ、何が違うの?と思った人はいますね。そうです。想像だけでは忘れてしまうのです。
 

明確な目標をたててみよう

アスリートは、明確な目標を設定します。例えば、フルマラソンをする場合だと「4時間を切るのが目標」などと数値に表しますね。その数値に向かって何をすべきかを考えます。食事、トレーニング、ストレッチ、マッサージなど、計画を立てていきます。それにひきかえ、おかたづけは明確な数値を出すことが難しいですよね。ならば、なりたいお部屋の状態を実際に書き出してみましょう。「リビングでくつろぎたい」「書斎は本が出しっぱなしにならないようにしたい」「クローゼットの服が見やすくなるように」などなど。本がたくさんありすぎて、実現不可能だよ、と思うことでも構いません。イメージを見える化することが大事なのです。
 
さらに、そのお部屋で何がしたいか、役割分担をしっかり決めます。お部屋がワンルームであっても、ここではご飯を食べ、夜は布団を敷き…などと、場所ごとの役割を見ていくとよいですね。役割分担も書き出すことをお勧めします。そのあとに普段の生活をすると気づくことがあります。なんとなくリビングで服を脱いだり、なんとなく寝室で雑誌を読んだり。役割があいまいになっている場所が必ずあるのです。
 
「なんとなく」をやらないようにすることが目的ではありません。なんとなくやってしまうことをそのまま放置するのが、片付かなくなる原因のひとつ。「なんとなくを意識する」だけで、雑誌を定期的に元に戻したり違う場所で服を脱いだりする習慣ができます。
 
書き出すのがおっくうな場合、ひとりではなかなかできない場合、そんなことありませんか?そのような場合はぜひご用命ください。
 
ではでは。
トトノエトトノウでした。

関連記事