コラム

喫茶店で仕事がはかどる理由から、ウチで集中できる方法を考える

2018/01/15

カフェで勉強がはかどる謎

喫茶店で勉強をやってる人をよく見かけます。受験シーズンということもあり、いつも以上に増えています。私は図書館のパソコンルームなども利用しますが、喫茶店が好きなので、コラムを書くときやパソコン仕事をするときはよく利用します。電源やWi-Fiを利用できる場所もあると、ついつい長居してしまいます。混雑してきたらさすがに退散するようには心がけておりますが、自宅で作業をするよりもはかどることが多いです。わたしなりに理由を考えてみました。
 

人がいる。人の気配がある

家族がいると声をかけてくることが多くなります。また誰もいないとシーンとして、なんとなく落ち着かなくなります。パブリックスペースは、人の気配は感じるけど相手にしてこない温度感と、誰かが見ているかも(見てないんですが…)というちょっとした無意識が、仕事をはかどらせます。
 

ほどよい雑音

集中モードに入る前のほどよい雑音が集中力を高める要因となっていると考えられます。自分の部屋で作業をしている時も音楽をかけたりラジオを流す人も多いのではないでしょうか。カフェでは音楽がかかっているところも多いですね。心地よいミュージックとざわざわとした音が仕事の意欲を高めてくれるのです。

 

時間が決まっている

喫茶店は人の目がある分、あまりにも長時間いるわけにもいきません。また持参するモノも限られるので、作業内容も限定されます。自宅だとすぐ近くに使いたいモノがあり、あれもこれもできてしまうので、ひとつのことに集中できないことにもなります。

 

部屋のモノが気になる

自分のうちにあるモノは気になります。仕事や勉強をしなくちゃと思うときほど、些細なことが気になります。棚の上のホコリが、食器が置きっぱなしだ、洗濯しておこうかな…などなど。部屋が散らかっていればなおさら。ここで片づけタイムに入ってしまうと、仕事や勉強の時間が少なくなってしまいます。近くにスマホがあるといじってみたり、喫茶店は確かに様々なモノが置いてありますが、所有物ではないためにそれほど気になりません。
 

それでもおうちで勉強や仕事をはかどらせたい

上記の検証結果からすると、お子様がリビングで勉強するとはかどると言われている理由をまた分析してみました。
(1)お子様の所有物が近くにあまりない(2)お母さんやお父さんがすぐ近くにいる安心感、家事等をしているので干渉しない(3)他の作業をしている音に囲まれている
ひとりで似たような環境づくりをするならば
(1)可能なら勉強机以外の場所で必要なモノを手元に置いて作業する(2)歌詞なしや外国語などの言語が聴き取りづらい音楽をかける(3)時間を区切る
家族がいる人の場合は「○○時まではお勉強の時間なので」とお伝えしたり、テレビ番組やDVDを一本観てもらっている間に短期集中でがんばりましょう。
 
作業周りはスッキリしていた方がやはり集中できます。作業するテーブル(もちろん机でもOK)は何も置かない状態の方が目移りしなくてすみますが、どうしてもできない場合は布をかけておくと、視界にたくさんの情報が入ってこないので気にならなくなります。一時的なものなので、ちゃんと作業が終わったら布ははずしてくださいね。

ではでは。トトノエトトノウでした。

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