コラム

おざなりとなおざりの違いから紐解く、モノを大切に使うということ

2018/02/01

おざなりとなおざりの意味はどちらもいいかげんな対応なの?

おざなりとなおざり、よく似た言葉です。どういう意味かご存知ですか?おざなりはその場を取り繕うこと、なおざりはその場を取り繕いもせずに放置することです。
明日友達がうちに来ることになりました。しかし各部屋はモノが多くて収納する場所もない。そんな時「押入れに入れちゃえ!」は、おざなりで、「そのままでいいや」は、なおざりになります。どちらも大切に扱ってなさそうに感じませんか?

 

いつでも買える、という意識はモノを大切にしなくなる

とても寒い時期にコートを1枚しか持っていなかったら、そのコートを大切に着ますよね。しかし10着持っていると、お気に入りのコート以外は袖を通さなくなることが多くなります。服が好きと言っているあなた、服をたくさん持っているあなた、すべての服に愛着を持って接していますか?もちろん服だけではありません。たくさんの本を持っている、たくさんの趣味がある、たくさんのお皿を所持している‥そのモノたちを「大切に使って」いますか?

 

減らすことが全ていいことだとは思いません。持っているモノに全て目を配ることができるのなら、たくさんあってもいいでしょう。管理が大好きなら問題はありません。しかし通常は毎日の仕事に追われて、大量のモノに目を向ける時間をとることはなかなかできない人は多いのではないでしょうか。また100円ショップでいつでも買えるという意識は、手軽に変える反面、モノの価値を若干下げている傾向にあるように思えます。

 

ちょっとずつ向き合う

おそうじは一気にやると疲れますね。でも、今月は台所を重点的に、来月はリビングをしっかりと、と分割して行うことで、大掃除をせずに小掃除の連続でキレイを保つことができます。それと同じように、今月は子どもの洋服に向き合い、来月は学生時代のアルバムを整理する…というように、毎月少しずつ向き合えるようになれば、最初はおざなり、なおざりになっていたモノを大切に収納することができるのです。

 

ちょっとずつでいいんです。おざなりにしない扱い、なおざりにしない工夫を考えてみましょう。
ではでは。トトノエトトノウでした。

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