もらってうれしいとは言えないプレゼントはどうする?
2017/04/13
プレゼントは想いがこもっているからこそ困ることも
プレゼントはその人のために「何にしようか」と考えて贈りますね。本当に想いがこもってます。大変大変ありがたいものです。でも…中にはうーん、と考えてしまう贈り物をいただいたことはありませんか?その人の想いが詰まっているだけに、なおさらどうしてよいかわからないのです。
どうしたらよいか?という質問をこっそり受けることはよくあります。処分してしまうことでその人を傷つけてしまうのではないか、せっかく自分のために選んでくださったものだから処分するわけにはいかない、と。こういう人は、本当に心が優しいのでしょう。
実は、贈った立場の人からすると「贈ることで満足」しています。その人の役に立ってほしい、使ってほしい、笑ってほしい、喜んでほしいという思いはもちろんあります。でも実は「ありがとう」という言葉が聞きたくて贈るわけです。ものすごくリサーチをしたり、本人に聞いてから贈る人もなかにはいますが、大抵は「喜ぶであろう」という想定に基づいてます。一方的な感情は、実はややもすると贈られる側の人を苦しめる結果にもなるのです。なぜなら、本当に欲しかったものかは、本人にしかわかりませんから。
ワタシがやってしまった失敗例です。ビーズでアクセサリーを作るのが趣味だった時代。ネックレスやピアス、指輪などいろいろなモノを作ってました。そしてそれを誕生日に無理やりあげていた記憶が…。売るほど精巧にできていたり、依頼されて作ったのならまだよいのですが、クオリティは相当低く、そしてほしいとも言われておらず。今となっては、その人には大変申し訳ないです。使わないなら処分していればよいのですが、作ってくれたものだし捨てられないと思っていたら、とてもとても心が痛みます。
では意としないモノをいただいた場合、どうしたらよいでしょうか?これは、すでにあなたの所有物ですからあなたの自由にしてよいでしょう。時間やお金を割いていただくものですから、感謝の意はしっかり伝えます。そして、自分にとってどうしても使えないモノは他に使ってくださる方に譲ったり、あるいは処分することもやむを得ないでしょう。どうしても処分できないということであれば、保管期限を設定し、その期間使用することがなければ処分すればよいのです。
ワタシは最近、なるべく「消えモノ」とよばれるものを差し上げることが多くなりました。食べ物が多いのですが、入浴剤やハンドクリームなど。たまには笑いに走ることもありますが、大抵はすぐなくなったり、処分しても惜しくないモノを選ぶようにしております。それは、自分もいつまでも処分できない時期があったからこそです。
これは賛否が分かれると思いますが、直筆の手紙はいかがでしょうか?心を込めて時間を削って書いてくださったのは嬉しいものですが、いただいた側からすると、これも処分に困るもののひとつです。最近私は、直筆の手紙をお送りする際は「不要になりましたら破棄いただいて結構です」という一文を添えるようにしました。ココロを痛めることなく送付先のタイミングで処分していただきたいという思いからです。
決して処分することが正解ではありません。判断する目を持つように心がけることと、贈っていただいた方に最大限の感謝を忘れないでおくことが一番ですね。
ではでは。トトノエトトノウでした。