コラム

プログラミング学習と片付けは似ている

2018/06/18

プログラマーの仕事と片付けをすることに関係性を感じない人も多いでしょう。プログラミングといえば構文を覚えたりパソコンにずっと向かったりですが、アタマの中を整理しないと作ることはできません。ワタシの社会人一年生はプログラマーから始まってます。片付けも苦手ですが、理数系が全く苦手なワタシ。プログラムがどういうものかを理解するのに約2年かかりました。ここでも動線がうまくつながっていなかったのです。

 

先日、姉からあるプログラムを見てほしいという話があり、仕事の合間をみて過去の記憶をたどりながら少し勉強しました。内容はそれほど難しくなかったのでホッとしましたが、学んでいくうちに「プログラム作成時の考え方は片付けと似ている」ということに改めて気づきました。あくまで考え方であり、構文や機能のことではないことは、あらかじめお伝えしておきます。学習の中で「プログラム作成時の考え方」という内容が出てきました。こちらでお伝えしていたのが「ゴールを決める→バラす→プログラムを書く」この考え方が片付けと同じです。

 

ゴールを決める

「ゴールを決める」は、どのようなプログラムを作るのかをしっかり理解することです。プログラムは言語、機能、構文だけわかればできるものではなく、全体像をしっかりイメージしないと作れません。ワタシが入社して2年間理解できてなかったのは、全体像が見えてなかったからです。片付けをするときにも必ず、どのような部屋にしたいかとお聞きしています。目の前の片付けだけでは、いつまで経ってもゴールは見えないのです。

 

バラす

「バラす」は、ゴールへ到達するまでにどのような動作があるかを出して、細分化することです。片付けもどのようなモノがあるか全部出し、要不要をわけます。プログラムは無駄なコードを入れてしまうと修正時に苦労したり、バグ(エラー)が起こりやすくなります。片付けは不要なモノが多いと探し物が多くなったり、あるはずのモノを買ってしまったりするのです。

 

プログラムを書く

ここでやっとプログラムを書き出します。この構文は何をやっているか、コメントを入れることもよくあります。片付けに例えるなら、優先順位を決めたり、使いやすく収めるといったところでしょうか。位置を明確にするためのラベル貼りはコメント挿入と同じですね。誰が見てもわかるようにしておくのは、プログラムでも大事なことです。

 

全体と内部をみるチカラがどちらも必要

プログラミングも片付けも、全体と内部をみることが求められます。細かくみることが得意な人は、俯瞰することを意識してみましょう。全体をみることが得意な人は、細分化して優先順位をつけてみましょう。
 
ではでは。
トトノエトトノウでした。

関連記事