好きなことだけでは起業はできない?起業の心がまえをととのえる。
2016/06/19

好きなことで起業。いいですね。予期しないこと、それが悪いことだとしても、すきなことだから続けられるのです。じぶんで仕事をおこすのは間違いなく楽しいです。あなたの好きなように仕事が組み立てられます。しごと時間も休みも、じぶんで決めていいんです。でも、好きなことだけで起業はできないと考えてます。
打ち合わせや集客や交流会参加。人前で話すための準備や税理会計。運営業務や顧客管理…その他いろいろ。自分でできなかった場合はほかの人にお願いする必要もありますので、そのための打ち合わせも必要になります。「好きなことで起業する」ためには、自分が不得意な分野もやらなければならないことも。
起業は基本的にひとりで行動します。ということは、すべて自分で責任を取るという事でもあります。
そしてさまざまなことを頼むには、すべてお金が発生するという事をすごく実感します。ワタシは起業塾で講師もしておりますが、会社に所属している人に、この感覚をどのように説明したらよいかをいつも考えさせられます。
会社にいれば有給があります。具合が悪かったら休めます。だいたいの会社は健康保険だって半分払ってくれます。どんなにイヤな上司がいようとしごとが辛くても、ブラックでない限り給料は毎月支払われます。
技術職であれば、営業職が仕事を取ってきてくれます。営業職であれば、製造職や技術職が製品をつくってくれます。人事、総務職は上記の人たちがあってこそ、それぞれの職に全うできます。
起業は、これをまずは全て1人でやるわけです。ある程度の覚悟が必要です。できないことは人にお願いするのは悪いことではありません。むしろ、じぶんの仕事に没頭できるのでいいですね。お願いするからには必ず費用が発生します。
その人の能力はいわば「財産」。ただでやってもらおうなんて思っちゃいけません。
好きなことだけで起業はできませんが、好きなことで起業はできます。
人生は一度きり。
わたしだけの人生を描くか、みんなと同じ人生を歩むか。
いろいろ考えてみるとよいですね。
ではでは。
トトノエトトノウでした。