コラム

仕事のやる気を上げるなら片付けをしよう

2018/06/08

仕事のモチベーションが低い、部下や上司との関係が良くない、風通しが悪いと感じていませんか?私の周りにもたくさんいますし、相談も受けます。そんな時は机周りを見てみましょう。キレイにしてますか?引き出しの中、ロッカー、棚はどうでしょうか。キレイにしていても、どこになにがあるかわからなくなっていませんか?

 

北風と太陽

「北風と太陽」という話をご存知でしょうか?北風と太陽が「どちらが強いか」で言い争ってました。埒があかないので、旅人の上着を脱がせたほうが勝ちにしようと決めたのです。北風は冷たく強い風を使って旅人の服を吹き飛ばそうとしますが、かえって旅人は飛ばされないように身をかがめて歩き続けます。対して太陽は暖かな光を当て続け、暑くなった旅人は自ら上着を脱いだ、というお話です。

 

仕事のやる気と机の片付けの関係性

残念ながら、どれだけ叱ってもどれだけグチグチ言っても、相手を変えることは難しいです。しかし、自分が変わることで相手が変わる可能性もあります。身の周りが散らかっていては、伝えることも散らかりがちです。自分の周辺をスッキリさせて、まずは風通しをよくします。風通しが良くなることで、他のことに目がいく余裕ができます。そうすると相手の立場に立てます。

 

机上や引き出しの内容把握は、仕事の現状把握に役立ちます。
いるいらないの決断は、問題解決能力向上になります。
よく使うもの、あまり使わないものをより分ける行為は、段取り力にもつながります。
散らからない仕組みを作るのは、管理能力を高めます。
決められた場所に戻すことは、やりぬく力を身に付けることができます。

 
会社で仕事をしていた時の話です。一週間に一度あった進捗会議。整理収納を学び、それが生活のさまざまなシーンで利用できるなと感じ始めたときに、ちょっと視点を変えて会議に臨んでおりました。片付けのできない上司は、話があっちこっちに行ってしまい、結果ただ集まっただけの会議になることがほとんどでした。整理のできる上司は、要点をしっかり見据えて会議に参加し「いまその議論をしても仕方がない」「それは重要なのでまずしっかり解決させよう」など上手に操縦していたように見えました。

 

片付けても元に戻るのは

一生懸命片付けたけどすぐ戻る。それは仕事で例えると、うまくいかない原因がつかめていないということ。システムエンジニア時代、プログラムの一部分だけしか修正しないとわかっていても、全体を把握して本当に影響がないか必ず調査がありました。そしてその調査には多くの時間をかけます。逆に調査に時間の取れない案件もありますが、そういうものに限って障害発生となり、結局時間がかかるという結果になっていました。
 
片付けにはそれ以外の要素がたくさん詰まっています。視点を変えて「仕事につながる片付け」をやってみましょう。
ではでは。トトノエトトノウでした。

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