コラム

地震で食器が倒れないためのちょっとした工夫

2018/06/19

地震はいつ起きるかわかりません。だからこそ怖いのですね。東日本大震災の時は金曜の昼過ぎ。自宅までは帰れずに実家に徒歩で3時間かけて向かいました。翌日自宅に帰ったところ、メタルラックに設置していたデスクトップのパソコンがコードがつながれたままブラーンとぶら下がっていてびっくりしました。

 

置き場所が背の高い食器棚、吊り戸棚やシンク上の棚に食器を置いているお宅も多いでしょう。地震でグラスが倒れたりお皿が割れたり…ということが起こる可能性を少しでも防ぐために、まずは少ない予算でできることは対策しておきましょう。

 

吊り戸棚はラッチをつけよう

吊戸棚は中のものが飛び出る可能性が高いです。耐震ラッチという、揺れ幅が大きい時にロックがかかる装置があります。

こちらは実際にお客様に設置したことのある耐震ラッチです。
Amazon様より写真をお借りいたしました。
ムラコシ精工 耐震パーフェクトロック

通常はビスでとめる必要があり、賃貸で作り付けの場合は両面テープでつけるタイプのものもあります。それよりも不動産屋さんや家主さんに相談してみてもよいでしょう。

 

食器の下には食器棚シートを

一番簡単にできるのは食器棚シートを敷くこと。ただ、シートの上に乗せた食器が滑らなくても、シートそのものが滑る素材のものがあります。その場合はテープで補強をしましょう。また、滑りにくいイコール取りだしづらいということもあります。安全重視ですが、あまりにも取り出しづらいシートも通常使いには考えモノです。なので、お客様用などのあまり使用しない食器には滑りにくいシートを使うといいでしょう。

 

重ねている食器にも注意を

食器棚シートは一番下の食器にしか滑らない効果がないのはご存知の通りです。またお皿やコップを高く積み上げている場合は倒れる可能性もあります。こちらもあまり使用しない食器は皿と皿の間にクッキングペーパーを敷くだけでもずれにくくなります。

食器は地震の時に外に飛び出しやすいもののひとつ。対策はしっかりしておきましょうね。
ではでは。トトノエトトノウでした。

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