コラム

じぶんの好きなことで仕事をつくるをととのえる

2016/05/26

自分で仕事をつくること。それはとても楽しく、とても大変なことです。楽しいから続くし、楽しいから責任もしっかり感じるのです。人と違うことをしたい!仕事も、ちょっと人と違うことができたらいいな。ワタシはずっとそう思ってました。
整理収納アドバイザーや起業塾の講師をやっておりますが、経験や人生の出来事、勉強してきたことや過去の仕事で伝え方は千差万別です。

 

ワタシは整理が下手な人間だったからこそ、共感できる、伝えられることがあります。整理収納アドバイザーだから自分で仕事をつくることを整理して考えてもらうように誘導することができます。過去にあんな経験、こんな経験をしてきたので
お話を聴いたときに深く共感することができるのです。
 
片付けが苦手だけど模様替えが好きで整理収納アドバイザーになりました。人の話を聴くのが好きで産業カウンセラーになりました。キャリアの問題にとても関心があるので起業塾の講師になりました。私の仕事も好きから始まってます。でも好きを仕事にすると、ちょっと苦しくなることもあるのです。私の知り合いに地域密着型のお仕事をしている人が何人かいます。小さなころから馴染みがあった、引っ越して関心を持った、きっかけは人それぞれですが、共通するのは、その地域が大好きで、だから貢献をしたいと思う気持ちです。
 
でも、周りの人はなかなか理解してもらえません。歓迎どころか、よそ者が引っ越してきたという感覚でしか見てくれません。ひとりはPTAの参加、地元の自治会への参加、小さな働きかけ…。そういったものを介して、ようやく地元の人にも伝わってきました。本腰を入れて活動をしております。もうひとりは「嫌いになっちゃいそうなので、地域の範囲を広げた」とのことでした。さまざまですね。
 
ラジオである日、こんな話もしてました。メディア関連の人なのですが、趣味が高じて取材や雑誌のコラムを連載されているそうです。好きが仕事につながったパターンですね。実際「とてもうれしいし、とても楽しい」と言ってました。でも、「あ、これをコラムに書かなくちゃ」とか「この内容を今度の取材で使おう」などと考えてしまい、その趣味を純粋に楽しめなくなってしまった部分も少なからずあるとのこと。「伝える責任」というのがお仕事をするうえでぐぐっと重くのしかかります。正確な情報を伝えないと。あの人に伝わるようにわかりやすくしないと。
 
楽しいけど責任がある。でも楽しいから続けられる。
好きなことで仕事をすることは、そういうことです。
 
ではでは、トトノエトトノウでした。

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