コラム

家具や棚の引き出し一つから出来る整理

2018/01/02

引き出しに小物を収納するときに困ること

キッチンでもクローゼットでも小物を収納しておく引き出し。抽斗も同じ読み方です。ここでは「引き出し」と表記いたしましょう。引き出しは「しまう収納」の代表格。しまえるだけに何を入れたか忘れてしまうこともよくあります。キッチンだと乾物や調味料ですね。あったような気がするけど…とりあえず購入して家に帰ったら、やっぱりあったという経験は、私もあります。キッチンやクローゼットは、引き出しをいつも見ているので、不要なものまで「いつも使ってます!」と我が物顔で鎮座していることがあるのです。

工具入れや裁縫箱、日用雑貨の確認はしてますか

キッチン、クローゼットよりも不要なものがよく出てくるのが工具入れ、裁縫箱などの日用雑貨です。なぜか洗濯ばさみがたくさんあったり、同じサイズのドライバーや大量の乾電池(液漏れしている…)、数年経って効き目が薄くなっているかもしれない殺虫剤やカチカチに固まっているペンキや刷毛など、整理するといろいろなモノが出てきます。自分で修理修繕しているお宅は、実に様々なモノが出てきます。引き出しひとつから、過去にどんなことをやってきたかがわかることもあるのですね。

なぜ引き出しひとつからなのか

整理をするとき、大きなところからやりたくなるもの。目に見えて整理されるのは達成感もありますね。でも、引き出しひとつから始めると、整理のやり方がすぐわかります。小さな成功体験がひきだしひとつから味わえるのです。繰り返すことで自分のモノに対する傾向もわかってきます。ため込む体質ならば、同じものがいくつも出てきます。上手にしまえない人は、違う引き出しに同一アイテムが入っていることもよくあります。同一アイテムが違う場所に入っているのが問題なのではなく、アイテムの役割が定まっていないことでモノが増えてしまうのが問題なのですね。

引き出しはひっくり返すことから始める

全部だす、これが第一歩です。シートでも新聞紙でも下にひくと汚れないですし、引き出しの中に入っているのがどのくらいあるか把握しやすいです。ポイントは、この引き出しは何を入れるためのモノかもしっかり意識すること。要不要を分類するときの指標にもなります。文房具入れなのに乾電池があったり、工具入れなのにホッチキスが入っていることもあります。文房具や工具のひとつの役割があるならOKですが、意味もなく異なるアイテムが入っているときは、本当に必要か考えてみましょう。異なるアイテムでも必要と判断したら、そちらへ移動します。

収納はしまうことではない

収納はおさめるという字が二つ並んでいます。しまうという言葉は本来、「おわらせる」という意味でもあります。おわらせるためになんでも入れてしまっては、片付きませんね。おさめるは決まった場所に入れることでもあります。おさめることで片づくのですね。「しまうためにおさめる」のが正しいのかもしれません。おさめる前には使う使わないをわけて、上手におさめてみましょう。

ではでは。トトノエトトノウでした。

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