押し入れの収納は手前を奥を上手に使おう
2018/10/07
押し入れ用のひきだしはどのようなモノを使うべきか?という問い合わせを受けました。奥行きがあるので使いづらいと感じているようですね。今までは布団が入っていたのですが、ベッドに変更することで押し入れを上手に使いたいとのことでした。広いお宅であればそれほど意識がなくても、収納が足りないお宅にとっては大切な場所です。有効に使いたいですね。
押し入れの奥行きはほとんどの家庭が75~85センチです。高さは上段が90~100センチ、下段が65~75センチ。統一の規格ではなく、お部屋によって微妙な差があります。また「一間」という単位を聞いたことがあるでしょう。一間は畳一枚分の長さを表します。実はこの一間も、敷いてある畳の大きさで変わるのです。主に関西地方で使用される京間と、アパートやマンションで使用される団地間では約20センチも違います。そのほかに六一間、中京間、江戸間と畳のサイズはさまざまですから、新しく収納グッズを購入しようという場合、お宅の畳の大きさや、押し入れの大きさをあらかた計測したほうがよいのです。
何を収納するか?
収納グッズを買う前にまず「何を入れる予定」かを押さえておきましょう。奥が深くてポールや引き出しもないスペースなので有効利用したいですね。ポイントは奥と手前の使い分けです。奥は季節外れの衣服や日頃あまり使わないものを収納するのに向いてます。カラーボックスを奥に入れて今使わないものを収納、奥行きの深くないひきだしやカゴを手前に置いて使う方法や、突っ張り棒を手前と奥に二本配置し、奥にはあまり使わないものを、手前に使用するものを吊るすことも可能です。洋服だけでなく、バッグなどもS字フックで吊るせます。
<2>ふすまはどうするか?
ふすまの使用・不使用も、収納に大きくかかわります。ふすまを使用すると必ず半間はしまった状態です。引きだしやを買ったのに、ふすまに引っかかって上手に収納できなかったという話はよくある話です。また押し入れケースや引き出しを置く際は「ふすまを開ける→引き出しを開ける」という二段階の動作が必要になります。若いうちはそれでも良いのですが、年齢を重ねるとそれも億劫になります。ふすまをはずし、カーテンレール用の突っ張り棒を設置してカーテンをかけるのもひとつの方法です。
ニトリの強力・極太つっぱりポール
https://www.nitori-net.jp/store/ja/ec/8542046?ptr=item
取り付け可能幅:178cm~283cm 耐荷重(参考値):25kg以下/178cm 12kg以下/283cm
取り付け方法は上記サイトに載っています。耐荷重を守ってしっかり取り付けましょう。
押し入れケースはどのメーカーを選ぶか?
奥行きの分がすべてひきだしになる押し入れケースを検討する人も多いですね。大きいモノを入れるための押し入れケースは、メーカーによってサイズはバラバラです。基準として、代表的なメーカーの奥行きサイズは以下の通りです。
「74センチ・66センチ・53センチ(Fitsの場合)」
https://www.tenmafitsworld.com/products/list?category_id=10
「65センチ・55センチ・44.5センチ(無印の場合)」
https://www.muji.net/store/cmdty/section/T20004
「74センチ・55センチ(ニトリの場合)」
https://www.nitori-net.jp/store/ja/ec/ClothingCaseOsiire?ptr=list
「74センチ・68センチ・42センチ・40センチ(カインズの場合)」
https://www.cainz.com/shop/goods/search.aspx?search.x=x&category=122012
丈夫さや買いやすさ、金額などの特性に加えて、サイズ選びも重要です。また、重ねて使用するなら、同じメーカーを利用すると更に使いやすくなります。
押し入れケースも手前と奥を上手に使う
奥行きのある押し入れケースも、使うときに全てひきだすことはあまりないですね。こちらもよく使うものは手前に、あまり使わないものや季節外を奥に入れましょう。ケースを利用したり、仕切りを使うのもよいです。仕切りは100円ショップのブックエンドもよく使われます。入れるものによっては、紙袋や段ボールなども上手に使うことができます。
一番ダメなのは「詰め放題」になること
奥行きがある分、何が入っているかわからなくなるのが押し入れの困ったところ。ラベルを付けたり定期的に見直しをしていきましょう。
ではでは。トトノエトトノウでした。