コラム

リフォームする前、家具を買う前に。そのモノは全部入りますか?

2018/05/21

モノがたくさんあると、家具を追加購入しよう、リフォームしようと考えます。立派な家具でなくても、カラーボックスやスチールラック、ちょこっとした引き出しなども買い足したらきれいにしまえるわーと想像しますね。でもその前に、やってほしいことがあります。

 

具体的になにをいれますか?

なんとなく「ここにラックがあったらいろいろなモノがいれられるなー」と考えて購入すると、使い勝手が悪かったり結局機能を果たしてなかったりします。ワタシも以前「ここにあるといいな」という思いだけでテレビ台になるコーナーラックを購入したことがあります。そこそこ背伸びをして購入しましたがワタシにとっては大変使い勝手が悪く、引っ越し時に処分してしまいました。今から考えても後悔しかありません。具体的に何を入れるかをしっかり考えることで、どのくらいの大きさが必要なのかもわかります。また、通常収納は「8割収納」と言われています。2割の余裕を持たせることで、通気はもちろんのこと、どこに何があるかをすぐ見渡せるような状態にすることを意識すると、きれいにしまうこともできますよ。

 

見える?見えない??

何を入れるか具体的になったら、どのようなものを購入するかを考えます。引き出しや引き戸のタイプは「みえない収納」。すっきり収納できますが、何が入っているか表面からはわからなくなります。ガラスやアクリルなどの外から見える戸棚やラックは「みえる収納」。一目見てわかりやすいですが、すぐ見えるので常にすっきりさせておく必要があります。見えない収納は目印をつけたりラベルをつけることで、何が入っているかすぐわかるようにしておくと「とりあえずいれておく」を防ぐことができます。

 

幅、高さ、奥行きはどのくらい?内寸はどのくらい?

天井いっぱいに棚を作っても自分が届かなかったり、収納するのが大変では意味がありません。また、部屋を圧迫するほどの収納家具になってしまうのも考えものですね。前述のテレビラックは、実は失敗がもう一つ。こちらは台になるラックと上部にガラスの引き戸がついた棚があり、高さもそこそこありました。梁を意識して高さも測って購入したはず…でしたが、エアコンのダクトを計算してませんでした。うまく入らず、結局棚とラックを分割してしばらく使ってました。外寸を測ってよし入る!と思っても、引き出しの内寸を忘れていてA4の紙は入っても、ファイルが入らなかった…という話をお客様からも聞いたことがあります。何を入れるか、そのための内寸も、測っておきましょう。

 

せっかく購入するなら、長く使ってほしい

作った人の気持ちになると、末永く使ってほしいもの。いいものを買うこともよいことです。でもワタシのような失敗はしてほしくないです。目的をしっかり持って、しっかり測って気に入ったものを購入してくださいね。

 

ではでは。トトノエトトノウでした。

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