コラム

片づけ苦手でなくても、急に変わったら困るわけで。

2016/11/29

整理収納の鉄則のひとつに「行動動線」というのがあります。ちょっと難しい言葉ですね。よく電話をかけるお宅が、電話の近くにペンがないのは不便なように頻繁に使用するモノは行動する場所、使いやすい場所に置くと無駄な動きをしなくて済みますよ、ということです。ただ、ずーっと習慣づいている流れを、急に変えるのはとても難しいです。

 

いつも使用している乗換駅でずっと工事中のこの駅、階段と改札の動線が非常に悪いのが気になってました。階段を上がるのは右側、でも改札は左側。入る人と出る人の交差がいつもできておりました。それが急に階段の上り下りの位置が変わっていたのです。ワタシは全く知らなかったので、さすがに混乱。どこから階段を上がってよいのか、わからなくなりました。よく見ると、たくさんの人たちが迷ってました。

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一週間もすれば、皆さんは慣れるでしょう。でも、慣れるまではとても大変です。いくら使い勝手が悪くても長年の習慣を変えるのは時間も労力もかかります。

 

自分の部屋は本人使用がメインなので、急に模様替えをしてもそれほど問題はないでしょう。しかし、家族みんなが使うタンスの使う位置を劇的に変えたらどうなるでしょう?5時間で劇的に変える方法ももちろんあります。使っている人たちにとってそれがいいときもあれば、混乱してしまうこともあります。かたづけ苦手な人にとって、整理をすることはハードルが高いです。さらに収納(しまう)ことによって、どこに何があるかますますわからなくなり、混乱してしまうこともあるのです。

 

整理収納でお宅で作業させていただく際に、劇的に変えてしまわないように意識しています。徐々に変更したり、まずは上と下を変えるだけなど、どこが使いやすいか、どうすれば使いよくなるかを一緒に考えていきます。変えたとしても、何が入っているかわかるような仕組みをつくるお手伝いをさせていただいてます。

 

動線設計、一緒に考えてみませんか?
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ではでは。トトノエトトノウでした。

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