コラム

写真整理第3弾はじまる

2017/08/16

紙の写真の整理は想い出が詰まっている

紙の写真を整理するのはとても難しいです。それは1枚に思い出が詰まっているモノばかりだからです。整理収納でも、思い出のモノは最後にやりましょうとお伝えしており、その最たるものが写真整理です。

 

私も何度かに分けてやっております。最初は一部の小さなボックスに入っていた写真。そして昨年は実家の写真(前回の実家の写真整理でみつけたもののお話しはこちら)。今回は、パンドラの箱的な部分でもあり、クローゼットの一番上の奥にしまっていた写真の整理をおこないました。

 

このパンドラの箱は、整理収納アドバイザー資格を取った直後に一度整理をしております。その時点でかなり減らしているため、無印良品の箱ひとつにまとめておりました。しかしだんだん「こんなに要らないかも」と頭の中に引っかかってました。
なによりも整理収納アドバイザー二級認定講座の中で、「思い出の品は時間経過によりだんだんと価値が変化していく」とお伝えしてます。それを自分自身でもしっかり認識したかったのです。

これがパンドラの箱。

無印良品・ブリ材角型バスケット
現在このサイズは終売している模様。(260×370×320mm)
蓋はいろいろなサイズに使えるように別売りになってます。

 

写真の中で多かったのが(1)高校時代以降(2)結婚式や新婚旅行(3)集合写真です。
結果的には講座でお伝えしている通り、時間経過で価値が変わることを再認識したカタチとなりました。8割くらいは処分したのかもしれません。
(1)は、1986年に「写ルンです」が発売され、誰でも手軽に写真を撮れるようになりました。中学時代はある程度校則も厳しく、カメラを持ち歩くという事はできませんでしたが、高校になると日常の風景や学校の様子が自分達の手で簡単に写せることから、カバンの中に入っている人もたくさんいたように思います。学生時代の日常を切り取った写真たちは、ほぼ処分となりました。
(2)は過去の甘い思い出ですね。祝福されている写真を処分するのは忍びないなとかなり残っておりました。こちらも、家族で撮ったものやインスタントカメラで撮っていただいたメッセージ付きのもの、多少のきれいな風景以外は不要と判断しました。
(3)は、何故かこれが一番処分できないモノです。結局ほとんど残すカタチとなりました。理由は、これが一番どこにいったかわかりやすく、どんなクラスだったのかがこの写真で思い浮かべられるからです。

全てではありませんが、残した写真はスキャンして電子媒体に落とします。この話はまた今度に。

写真整理はその時代を色濃く残すアイテムのひとつです。見返すとあのころの記憶が鮮明に思い出されます。とても楽しい瞬間でもあります。ただ、それを全て残すかどうかは別問題。私は「過ぎたもの」と捉え、かなりの写真を手放しました。そして時間経過で価値が変わることを肌で実感したひとときでもありました。

写真整理をしたのはいつですか?気になったときにぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
モノとして残す思い出、記憶の中だけで残す思い出を整理してみましょう。

ではでは。トトノエトトノウでした。

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