店舗裏はととのえてますか?顧客目線でわかるバックヤード
2018/01/05
客が休まらないお店
年末に大掃除をおこない、新たな気持ちで新年をお迎えになるお店も多いことでしょう。また、年末年始は書き入れ時なので、いつも通り忙しく営業しているお店もあるのではないでしょうか。店はお客様を気持ちよくお迎えし、商品を買っていただく大切な場所。整理することははもちろんですが、日々の清掃は本当に大切です。クレンリネス(クリンリネス・清潔な状態を維持する)を掲げている店舗も多いはずです。
ワタシは喫茶店が好きでよく伺います。自分自身の仕事だけでなく打ち合わせや個別セッションにも利用するので、一般の人よりも行く回数は多いと思います。半年くらい前の話です。ひとつ仕事が終わり、次の仕事の合間が1時間くらいできました。どこかいい喫茶店はないかと、スマホで検索し渋めの喫茶店を選びました。評判もそれほど悪くはありません。駅からとても近く、しかも路地裏。これはいいお店かも、と入りました。
入店したら空気がちがう…なんだかこもった感じ。通されたテーブルには枯れかかったお花。しかも水を変えておらずニオイもしてきます。「え?ここは本当に評判がいいの?」周りを見ると、団体と常連っぽいお客様。古めの喫茶店も好きなのでタバコのにおいはそれほど気になりませんが、このニオイには堪えかねて、無理やり理由をつけてすぐに店をあとにしました。
ここまでひどい場所はそうそうないと思いますが、「お客様が気持ちの良くなる場所づくり」していますか?
○○で一目瞭然。バックヤードの状態
美味しいパンが並んでいても、いい豆を使ったコーヒーを出してくれても、洗面所がきれいでないとがっかりします。洗面所は大抵奥にありますが、お客様が目に触れる場所。換気扇のフィルターやコンセントに溜まったホコリは、一日放置しただけではなかなかつきません。そして、お客様が目に触れる場所がおざなりであるという事は、店舗裏の在庫置き場や食糧庫、従業員休憩室は更にととのっていないのだろうなと察しがつきます。
実際にバックを拝見し、在庫置き場が整っていない店舗は洗面所がキレイを保っていないところがほとんど。バックヤードは掃除しづらいし、見えてないからとさささっと済ませることも多いのが現状です。まずは清掃も立派な業務のひとつと捉え、従業員にしっかり掃除の仕方を教えること、店舗はもちろん洗面所やバックヤードの清掃時にダブルチェックを行うこと、そして掃除やモノを取り出しにくい箇所の整理収納をおこない、掃除しやすい配置やしくみづくりをおこなうことが、クリンリネスを保てる秘訣となるのです。
お部屋を片づけられないのと違い、店舗はパブリックスペースです。
「お仕事」として任務をしっかり果たしましょう。
ではでは。
トトノエトトノウでした。