「片づけられないって、ダメな証拠ですよね？」質問を投げかけられたことがあります。そんなことは決してありません。ちょっとだけコツがわからないだけなのです。

天才と言われた人の机の上が散らかっていた、などという話もよく耳にします。実際に、ワタシがお邪魔したおうちでも
どこで勉強していたんだろう？と思うくらいの状態なのに、お子様は有名私立大学に進学されている例もありました。

好きと得意、キライと苦手。似ているようで違います。
野球観戦は好きだけど、ボールが上手に投げられないの
料理番組は欠かさずチェックするけど、どうしても上手につくれないんだよね

逆に、パソコンは得意だけど、そんなに好きじゃないんだよね
DIYはけっこうやるけど、みんなに作ってと言われているからやってるだけ

人によって様々なんです。
ボールを投げるコツがつかめたら、野球をやってみようかという気になるかもしれないし、
火加減をうまくコントロールすれば、料理の腕が格段にあがるかもしれません。

片づけも同じです。
掃除の方法、雑巾の絞り方やほうきの掃き方は教わることがあっても、片づけは、誰かに教えられたことはあまりないですよね。周りが混沌としていた方が集中する人もいるでしょうが、コツがちょっとわかれば格段に変わる人がたくさんいるのは確か。

ただコツを教えても、うまくいかない人がいます。そのときはうまくいかないことを受け入れることが大事。まずは言い訳をほんの少し減らしてみましょう。片づけられないことがダメではないんです。まずは今の状況を受けいれる。そこから考えていきましょう。

ココロにも通じます。
病気になったとき、家族が病気になったとき、受け入れられない自分がいます。なんでワタシだけ。あの人はうまくいっているのに…。あのときこうしていれば…。ワタシも家族がココロの病になった経験から、その気持ちはよくわかります。でも、実際に起きてしまったことはしかたがありません。

まずは時間がかかっても受け入れましょう。現実を受け入れたら、次の手を考えようとするものです。
ダメなんてことは決してありません。しっかりと今の状態を意識してみましょう。

部屋でもココロでもうまく片付かない人はいませんか？そっと背中を押しますよ。

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ではでは。トトノエトトノウでした。