コラム

片付けられない人が考える豊かさとは。

2018/04/11

片付けられない人は全員捨てられないわけではありません。ワタシ自身、思いっきり捨てるタイプでした。友人にも「よく捨てられるねー」と感心されるほど。しかし、すぐリバウンドしてました。これは外に出す量より中に入れる量が圧倒的に多いからにほかなりません。これは「ものがある方が豊かである」という思い込みがあったのは確かです。

 

以前作業をしたお宅で、山のように積まれた段ボールが廊下に置かれていました。お伺いすると、すべて非常用食料が入っております。「何かあっても一か月家族が食べられるだけ入っている」とのこと。本や洋服、資料なども大変多いお宅でした。どうしても必要、譲れないとおっしゃるので、そのかわり大量の本や洋服を処分してその領域を確保しないと、大地震が来た時にそれこそ通路が確保できなくなりますよ、というお話をさせていただきました。ご家族と相談した結果、二週間分に減らして本、資料の領域に収めることになりました。

 

豊かさの指標は一概には測れません。モノがたくさんあることが豊かであるという基準もあります。しかし、人間が管理できる範囲は限られます。使いきれないほどのモノがあふれ、使ってないモノをよけないと生活できない様子は、豊かとは決して言えないでしょう。

 

みなさんが感じる豊かさの指標は、どのくらいのモノがあればよいですか?一度考えてみてくださいね。

ではでは。トトノエトトノウでした。

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