コラム

もやもやした気持ちを晴らすには会って話すとラクになる

2018/01/10

気持ちがもやもや。話してスッキリ

仕事などでわからないことがあって先輩に質問するはずが、質問を言葉に出したことで自己解決したことはありませんか?まるでロープを結んだのに息を吹きかけるとほどけてしまった、手品のような感覚かもしれません。思考の糸が絡んでいるようにみえるけど、タネも仕掛けもちゃんとあって、ゆっくり引っ張れば元に戻る状態です。人に話すという行為は、自ら絡んだものをほどけさせる効果もあるのですね。
 
以前、お仕事をご一緒させていただいていた人から連絡がありました。「あんなこと、こんなことがあってイライラしている」とのこと。どうやら仕事のストレスを相当感じている模様。メールの内容もちょっと攻撃的で、大丈夫かしらと感じていました。早めのほうがいいだろうと、3日後にランチがてらお話を聴くことになりました。
 

だれかと会って話したいけど、話せる人がいない

時間の許す限りお付き合いしましたが、相当溜まっていたようでその人はしゃべりっぱなしでした。でもその人の言いたいことはひとつ「誰かと会って話したかった」それだけでした。

その人は家族もいて、職場にも人がいます。それでも話せないというのは辛い状況です。決して辛辣なことを話したり、人に言えないことを話したわけではありません。認めてほしい、うなずいてほしい、会ってほしい。それだけのようです。「会えただけで目的の8割は達成した」とも言ってくれました。

 

会って話すことで感情が洗い流せる

ちょっとした行動で、自分が気持ちよく過ごせることがあります。人に会う、話す。それだけのことですが、それが感情を穏やかにする効果があるのですね。1人でいろいろ考えると、よからぬことを考えてしまうことがあります。毎日の生活に一生懸命な人ほど、ふと「あれ、自分は大丈夫なのか」と思うことがありませんか。そんなとき、ご無沙汰している友人でも、お世話になったあの人でも、話せる機会を自分から作ってみましょう。相手が多忙などの理由もあることは念頭に置いておくといいですね。声をかけられた側からはびっくりされるかもしれませんが「会って話がしたい」というだけの目的でも、悪い気はしないはずです。
 

友人に同僚に、お世話になったあの人に。会って話す機会を作ってみませんか?

 

ではでは。トトノエトトノウでした。

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