コラム

テキトー?いいかげん?言葉の意味をトトノエる

2015/06/13

コトバの意味を考えたことがありますか?今回は整理収納をやっているときに出てきた「適当」なお話です。
「味付けはテキトーよ」と言うと「大さじ小さじを気にせず、勘にまかせて味付けをしている」という意味合いになるでしょうか。「その洋服、テキトーにまとめておいて」などと使われたりします。

でも。漢字をよく見ると…
「適」は当てはまるという意味。「適マーク」というマークもあるくらいですから。
「当」もぴったりあうという意味です。「大当たりー!」がでると嬉しいです」。

これが合わさってる文字なのに、やや悪い意味に捉えられてしまうのは、なんとも不思議な話です。
でもよく考えると、前出の味付けも美味しくできていたりするわけです。洋服をまとめるのも、依頼した人にとってはそれが相応しい状態なのです。

「適当」とは「いい塩梅」ということなのですね。

そういえば「いいかげん」という言葉も「良い加減」です。「いいかげんなコトばかり言っちゃダメでしょ!」と叱ることもありますが、叱られた当人にとっては、その言葉が良い加減だったのかも、しれませんね。なので、「どうしてそんなコトを言ったの?」と聴く姿勢が必要なのかもしれません。

やりすぎない。やらなさすぎない。それが「適当」で「いいかげん」なのかもしれません。

ではでは。

関連記事